« 明来8 | トップページ | 明来10 »

明来9

 明来はこの民宿がとても気に入った。海が近いのは最高であるし、宿の人はとても親切である。加えて、明来の通された一人部屋は、下宿のままという感じがとても落ち着けた。明来は、あの車中の男性に感謝しなければならないと思った。

 翌朝、明来は8時過ぎにチェクアウトすると、親切な宿主さんの車で「朝市」まで送ってもらった。朝市通りはすでに観光客であふれていた。明来にとっては初めて見る光景であるが、道端に店を開いて一心に通行客に声を掛けている老婆たちの姿は、輪島の朝市を身近なものにさせた。
「お嬢さん、これ買うてってや。」
という老婆の声に足を止められ、その姿にはついつい財布の紐を解かされてしまう。渡す当てのないお土産なのに。

|

« 明来8 | トップページ | 明来10 »

コメント

明来様は、渡すあてはないお土産でも、あげたい人の顔をしっかり目に浮かべ選んでいるのですよネ!
出来れば、お土産は差し上げる人の顔を目に浮かべ、選べることが最高の幸せだと思います!!渡すあてがなくても・・・

でその人の顔、その人の別れはどんなものだったのでしょうか!!???

投稿: | 2008年5月26日 (月) 23時38分

コメント、ありがとうございます!
どなたでしょうかhappy01

なぜ、お土産を渡す当てがなかったのかsign02
そのあたりがポイントですね~。

投稿: Akemi | 2008年5月27日 (火) 05時45分

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 職務経歴書のダウンロード | 2012年7月 5日 (木) 17時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/533300/21157848

この記事へのトラックバック一覧です: 明来9:

« 明来8 | トップページ | 明来10 »