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ルリ16

 「ねえ、聞いてもいい?」
「なに?」
「土日は、どんなお仕事しているの?」
果物もたくさん入り、ハチミツで甘くした手作りジュースをマドラーでかき混ぜながら、仁さんとは目を合わせずに軽快に質問してみた。
「どうしてそんなこと聞くの?」
「どうして…って、仁さんのこと、もっと知りたかったから…。いけないかしら?」
「いけなくないよ。ジュース、美味しいね。……今夜は、この部屋に泊まっていってもいい?」
「うん。」
「明日も仕事だし、早めに寝ようか。」
「うん。」
小さくうなづいて、もう一口ジュースを飲んだ。甘かったはずのジュースの味がわからなくなっていた。

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