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ルリ19

 「ルリにきちんと話せるようになるには、もう少し時間がかかるんだ。」
「まだ夢の途中。まだまだ…まだ。」
「もう少し待ってくれない?もう少し格好がついたら、きちんと話すから。」

 何の説明にもなっていないし、ひとつも理解できない。
 私の笑顔が曇ったことに気付いた仁さんは、土日の自分のことを、そう語った。納得なんかできるわけが無かったけれど、それ以上の追求はできなかった。「もう少し」という時間がどれくらいなのかは想像もつかないけれど、「待つ時間」があることが私にとって最大の救いになっていることは判っていた。

 マロンを抱きしめ、いつものように仁さんを見送る土曜日の朝。スッキリしない気持ちを晴らす手段は、ネットショッピングになっていた。
 



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